こだわり

十勝品質事業共同組合の誕生

2011年頃から持ち上がった貿易自由化の流れの中で国産乳製品に対する関税の撤廃措置が施行されようとしていました。（実際2019年施行）
酪農が基幹産業の一つである十勝において、そのことに危機感をもった十勝の経済人や農家が集まり「十勝品質の会」を発足。

EUにおける「原産地呼称統制認証制度」の枠組みをモデルに、十勝の農産品に対して「品質保証」と「評価基準」の枠組みを自らで策定し自分たちのつくる産品の価値を裏付けてゆこうという取り組みを進めてきました。

そしてその象徴として2017年に誕生したのが十勝の共通チーズ「十勝ラクレット モールウォッシュ」です。

それまで地域内でライバル関係であったチーズ生産者同士が「競争ではなく協力の力によって」十勝のチーズの価値をより高めることを目指して2015年に結束。
それが私たち「十勝品質事業共同組合」です。

約40年近くの十勝でのチーズづくりの中で培われてきたそれぞれの技術やノウハウの蓄積を共有し組合発足前から含め約3年をかけて共通の製造規格を策定。
各チーズ生産者が製造した熟成前のグリーンチーズを共同熟成庫に集め専属のチーズ熟成士の熟成管理と最終的な品質評価を経てして市場出荷する枠組みを整備すべく準備を進め、
2017年に日本初となるラクレット専門共同熟成庫が音更町十勝川温泉に開設しました。

自分たちの暮らす土地の恵みを活かしたこの土地でしかつくれないものづくりを追究する中で、植物性の有機物を豊富に含みアルカリの性質をもつ「十勝川モール温泉水」で表面を磨く独自のチーズ熟成方法に着想。
温泉水の食品利用の安全性確認の研究や、実施に熟成工程での試行錯誤を繰り返しついに完成しました。

今も定期的に組合員で集まり官能評価や技術的な意見交換を行うことで、さらなる品質向上に努めています。

十勝ラクレット モールウォッシュ

十勝川地区に湧く「モール温泉水」で磨いて熟成される唯一無二のラクレットチーズです。2017年に誕生しました。
世界的にも珍しく北海道遺産にも指定されている「十勝川モール温泉水」は古代の植物が堆積・発酵した十勝の地層から湧き出る温泉水。

十勝の雄大な自然と、その中でのびのびと暮らす健康な牛たち、彼女たちを大切に育てる酪農家、そこからおくられるミルクをチーズにする職人達、職人達からチーズを預かり最後熟成を担う熟成士。
太古から繋がる土地の恵みと、約40年の十勝のナチュラルチーズづくりの歴史の中で培われた技術やノウハウ、そして十勝に暮らすそれぞれの人の想いが連綿と繋がって生み出される結晶、
それが「十勝ラクレット モールウォッシュ」です。

穏やかでいて芳醇な香り、雑味のないクリアな味わい、しっかりとした旨味は、これまであまりチーズが好きでなかったという方にも多くご評価を頂いております。
一方で、世界的なチーズの品評会でもそのバランスのよさと水準の高さを評価されゴールドの表彰を頂いております。

私たちが暮らす十勝には雄大な自然があり、健康な牛とそれを大切に育てる酪農家がいます。
そこから届けられる新鮮なミルクを、責任を持っておいしいチーズに仕上げ皆様のお手元に届けるのが私たちの役割です。

これまでそれぞれが培ってきた技術やノウハウを出し合い、この十勝の土地の恵みとみんなの力が連なって紡ぎ出されるような一つのチーズをつくりたい。その想いから2017年「十勝ラクレット モールウォッシュ」が誕生しました。
北海道遺産にも指定されている”十勝川モール温泉水”で磨いて熟成される、唯一無二のラクレットチーズです。
その一口に、草を食む牛の息遣いや十勝の大地を吹き抜ける風の香りを感じられるような、そんなチーズを目指して日々取り組んでいます。

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十勝ラクレット モールウォッシュ5個入り

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チーズを磨く工程に十勝川温泉の「モール温泉水」を用いて熟成させた、芳醇で香り高く、どなたにも食べやすいまろやかな味わいが特長のラクレットチーズです。

熱でトロトロに溶かして温野菜やパン、ハンバーグなど、お好みのお料理にかけてお召し上がりください。